企業価値評価の算定方法
時価純資産価額法
貸借対照表の資産・負債をそれぞれ時価評価し、その差額である純資産を株主価値とする方法。
簿価純資産価額法
貸借対照表簿価の株主資本をそのまま株主価値とする方法。
収益還元法
企業が将来生み出す収益から企業価値を算定する方法。
配当還元法
過去の配当実績を基に、配当額を一定の割引率で割り引く事によって株式をその時点での現在価値に算定する方法。
時価純資産価額法
資産を「時価に直した額」から負債を差し引いて、企業評価額を算出する方法。
具体的な算出の流れ
1.貸借対照表 資産の時価修正
売掛債権 回収不能の有無
在庫商品 陳腐化、不良品等の確認
不動産 固定資産税評価額等、客観的な尺度で修正
その他固定資産 減価償却の適正化、中古相場を確認
有価証券等 相場の動向、もしくは出資会社の状況
2.その他負債、引当金適正化、簿外資産、簿外債務の確認
3.営業権の評価
営業権の評価方法には様々なものがあり、およそのめやすとして「年買法」がある。
<計算式>
企業の過去3〜5年の経常利益の平均 × 3〜5年
(役員報酬の状況を反映させる場合もある。)
4.1,2により、確定された純資産と営業権を足して価額決定
※上記計算式は例です。各企業の状況などにより計算式も異なります。
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